ワックスじゃダメ?
ワックスは一般的に、水や熱に弱いと言われています。
水に弱いので、液体をこぼしたらすぐに拭きとる必要がありますし、雑巾で水拭きは厳禁!などと言われる場合もあるようです。
ワックスの場合、床のお掃除は床用洗剤を使うか、もしくはかたく絞った雑巾で拭くというのが一般的です。
また熱に弱いので、熱い飲み物を入れたコップを床に置くこともあまりよいことではないでしょう。
このようにワックスの場合、水や熱に弱いため、入居後しばらくすると、すぐに剥がれてしまい、床を保護する効果がなくなります。
そのため、ワックスの場合には、5~6ヶ月に1回くらいの頻度でワックスを掛けなおす手間がかかってきます。
つまり定期的に重たい家具を移動させて、メンテナンスする必要があるということです。
左側がワックスの汚れ。
右側がワックスを剥がしたフロア材そのものの状態です。
フロアコーティングの利点
逆にフロアコーティングは水や油に強く、汚れが染み込みません。
汚れても汚れを簡単に拭きとることができますので、日頃のお掃除もらくです。
日常の生活の中で、水や油が床にはねるのは、台所が一番多いのではないでしょうか。
揚げ物など、調理中に油がはねたり、洗い物をした後などにタオルで手を拭くまでの間に、数滴水が床に落ちることが多々あります。
そうして落ちた油や水を踏んで室内を歩きまわることで、汚れが室内全体に広がっていきます。
水や油に弱いワックスでは、このように室内全体に広がった汚れが原因で、ワックスを剥がしてみるとワックスが真っ黒!ということもありますが、その点、フロアコーティングであれば水や油を染み込ませないので、拭きとるだけで汚れをとることができます。台所での油はねなどにも安心です。
またフロアコーティングはワックスに比べて耐久年数が長いのも特徴です。
ワックスのように定期的に塗り直しする必要がありませんので、メンテナンスもらくです。
フロアコーティング「ミラーコート」施工後の状態です。
フロアコーティングとワックスの違い
フロアコーティングとワックスでは上にも述べたような違いがあります。
フロアコーティングには利点が多くありますが、逆にワックスに比べると費用がかかってしまうということや、一度施工すると剥がせないもしくは剥がしにくいものでもあります。
ご自身で都度メンテナンスされたいという方であればもちろんワックスがよいと思いますし、日頃のお掃除やメンテナンスをらくにしたいということであれば、フロアコーティングはオススメです。
それぞれの利点をしっかりご理解された上で、どちらがよりご自身のライフスタイルに合っているのかご確認下さい。